Banana Fish

今日は雪です。
朝起きたらマイナス6度。とてもじゃないけど外出する気も起きず、家で漫画三昧です。

表題のBanana Fishは、吉田秋生先生の名作漫画。かなり古い漫画ですが、本当に名作中の名作!
高校生の時に読んだ漫画ですが、舞台がニューヨークだったことを思い出し、読みたくなって久しぶりに読み返しました。

やっぱり面白い。何度読んでも面白い。そして泣けるんです。
本作の舞台になっているニューヨークは、もう20年以上前のニューヨークなので、地下鉄の外や車両の中に落書きがすごかったりマフィアの闘争がすごかったり、いわゆる治安が良くなる前のニューヨークが描かれています。映画アメリカンギャングスターの世界です。

そう考えると、ニューヨークって、こんなにお洒落で治安の良い町になったのもつい最近なんですよね。

忘れてはいけないのが、この漫画がバリバリの少女漫画誌である少コミに連載されていた少女漫画だということです。登場人物、9割男という。。しかもほぼストリートギャングとかマフィアとか。
でも、ここに描かれている究極の男同士の友情こそが、女子が永遠に憧れているものなのかもしれません。
樹なつみ先生の、八雲立つ ともちょっとかぶるんですよね。
BLや、やおいが好きな女子が多いのも、ここからきているのかなぁ。私はやおい系にはどうしても興味が持てないのですが、、

それにしても昔の少女漫画ってホネあるよなあ、とつくづく感じました。最近こういう少女漫画が少ない気がする。
ここ数年で、少女漫画でこれはっ!と思えたのはよしながふみ先生の大奥くらいかなぁ。よしなが先生の作品は他のものも好きです。フラワーオブライフとか。

もしホネのあるおすすめ少女漫画ご存知の方いらっしゃれば、是非教えてください。
今日は会社休みますとか、君に届けとか、あの辺の売れ筋系少女漫画にはどうも身体が陽性反応しません。どうら出てくる男性がダメみたいです。
ツンデレで言うツンが足らなすぎる。時代のニーズせい?ゆとり教育のしわ寄せが少女漫画のツンデレにまで及んでいるのかもしれません。

と、マンハッタンのLe pain quotidienでフルーツボールとカフェオレすすりながら考えるのでした。
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