St. Patrick Day

今日はセントパトリックデイでした。

そもそもはカトリックのイベントらしく、アイルランドにカトリックを伝えたパトリックさんの命日だそう。死ぬまで布教活動を行いカトリックに尽力したことで聖人=セイントとなったわけです。アイルランドではとても尊敬されている聖人とのこと。
 
セントパトリックデイ=アイルランドのイメージなのは、アイルランドの移民が、各地でこの日を祝うお祭りをしたから、というのが理由みたいです。
ニューヨークはアイルランド系の移民がとても多く、ニューヨークのこの日のパレードは世界的にも有名らしいです。私は全く知らなかったけど、笑
アイルランドと聞いて思い浮かぶのはエンヤとウイスキーとギネスビールくらいです。。
 
セントパトリックデイのイメージカラーは緑。理由は諸説あるらしいのですが、私が聞いたのは、アイルランドは緑が多い美しい国で、エメラルドの国と言われているそうで、そこからきているとのこと。
 
お祭りのモチーフとなっている三つ葉のクローバー(シャムロック)は、キリスト教における三位一体の教義をパトリックさんが三つ葉のクローバーにたとえてアイルランドの人たちに説明したことから、シンボルになったとか。。?(うらおぼえ)
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一緒にパレードを見に行った知人の赤ちゃんもばっちりパトリックデー仕様です。かわいい。
 
まあとにかく上記の理由から、こちらではセントパトリックデー=アイルランドの日 という感じでして、街のアイリッシュパブは大混雑ですし、マンハッタンのフィフスアベニューではアイルランドの伝統衣装を着た人たちがバグパイプ吹きながらパレードしたりするのです。
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↓あれ?こちらの方々普段着でパレード?と思ったら、こちらのセーター、アイルランドの極寒の荒波で漁をする漁師達のために作られたのが起源、という手編みのアランセーター。フィッシャーマンセーターとも言うらしい。
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他にも、ニューヨーク各地のカトリック系学校の生徒たちによるブラスバンド演奏などが続々とやってくる。平和な気分で見ていたら、おおーっと。
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「イングランドはアイルランドから出てけ」
デモ隊?が紛れ込んでいた…
アイルランド、未だにIRAだの北アイルランド問題だのと、色々政治的に複雑なところでもあることを思い出しました。
 
ところで今日やたらと目にしたHibernianという単語。
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調べてみたら、Hiberniaとはラテン語で冬の国 などという意味で、アイルランド島のことを指すの言葉のようです。日本を日出ずる国と呼ぶ感じなのか。。?アイルランド人、と呼ぶよりも、私たちはヒベルニアンだ、と言う方が、もっと歴史を感じさせる、はるかなる故郷…みたいな響きなのかなぁ〜と勝手に想像。もしくは、ヒベルニアがアイルランド島全部を指す言葉であるなら、そこには北アイルランドも含まれるわけで(アイルランドと北アイルランドは同じ島の中にあるけど別の国)、アイルランド人、というとそこには北アイルランド人は含まれなくなってしまうけど、ヒベルニアンと言えば北アイルランド人も含まれるだろうから、私たちはひとつだ!的な意味もあるのだろうか。
 
明日知り合いに聞いてみようっと。
 
余談ですが
アイルランドの国旗を見て 一瞬、あれ、なんでインドの国旗が?!と不思議に思ったおバカな私。カラーリングが同じだったので、つい…
↓アイルランド
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↓インド
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