Nail Salon Vagabond

こちらにきて、色々なネイルサロンに行ってみて、ついにとあるネイルサロンに腰を下ろす事ができました。私のネイルサロン漂流記。

※私はマニキュア派なので、ジェルはしません。ここで書いていることはすべてマニキュア施術に関することです。

 

ニューヨークに来たら、東京のロングルアージュ出身のネイリストさんがいる、warren tricomiに行こうと思っていたのですが、なんとそのネイリストさんは現在マンハッタンのお店には在籍しておらず。。ネイルサロン難民になっていた私。

 

当初通っていたのはi-plazaというネイルサロン。オーナーが韓国人で、従業員も皆韓国人。

ここは値段も高くはなく、お店の雰囲気がとっても素敵なので気に入っていました。Janeさんというスタッフは

・なんと日本留学経験があり、日本語もしゃべれて仕事も丁寧

・何も言わなくてもおつりをちゃんと返してくれる(これ重要。たとえば12ドルがマニキュア代、15ドルをお会計で渡すと、勝手にチップを3ドルと計算して、おつりを返さないという図々しいヤツが普通にいる。元々最初から3ドルあげるつもりでいたとしても、これは腹が立つ)

・最後サロンを出るときにコートを着せてくれる(これも重要、自分で着るとネイルがよれてしまう!)

と色々お気に入りだったのですが 3月から値上げ!しかもお会計のときにいきなり知らされました。うーん。ちょっと値上げ後の値段には納得いかないなあと思い、また難民に。

 

その後行った二つのサロン、どちらも中国人経営のネイルサロン。施術者も全員中国人(のおばちゃん)

 

サロンAは問題外。

甘皮処理も雑だし、ポリッシュの刷毛さばきもひどく 基本のキである赤ポリッシュすらもダマになっていたし、つめの際まできちんと塗れていない。あとこれは私の考え過ぎかもしれませんが、ポリッシュを薄めて使っている気がする。なんだか色づきが薄い…?でも十分起こりうることと思います。

あげくの果てに、爪を乾かしている間、追加10ドルでのマッサージをすすめてくる。元々マニキュア料金が前述の韓国系サロンよりも安く、ちょうど肩も凝っていたのでお願いしてみたところ、マッサージがものすごく下手。爪が微妙にのびていて、食い込んで痛いし。これはひどい。しかも10分きっかりで終了。タイマーではかっていて、そのタイマーもジリジリジリジリ!!!!とすごい音。従業員同士の私語も目立ちます。私が店を出る際もサンキュースすらもなく、誰も見向きもしない。二度と来るまいと決心。マニキュアの持ちも悪かった。1週間経たぬうちにはげてきました。

 

サロンBはサロンAの隣にあるサロン。結果的にここに落ち着く事になりました。

ここ、Aと比べて何がいいかと言うと非常に説明しにくいのですが、今まで行ったサロンの中では料金が一番安いです(その分内装も一番ビミョ〜ですが)。

Lilyというおばちゃんが施術してくれたのですが、本当にニコリともしない。あなたは一体どうしてそんなに怒っているのですか?と聞きたくなるくらい。処理の仕方も雑だったので若干イラッとしてしまい、これはきちんと言った方が良い!と思い、

「爪の角が引っかかるのでもう少し削ってください」「際が塗れていないので端まで塗ってほしい。ここからはがれてきてしまうので」「エッジにもポシッリュを塗ってください」などと超〜こまかくリクエスト、というか研修?!(内心びくびくしながら)。黙々と「オッケー」と対応してくれました。

二回目の訪問。またまたLilyさんがいたので対応してもらうことに。すると…この間私がリクエストしたこと、言わなくてもやってくれている。ちゃんと指を左右に動かし、確認しながら際まで塗ってくれる!!

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しかも上着を着る前によれないようにネイルオイルをたらしてくれたり、と素敵な心遣いまで。表情はまだ無い。

三回目の訪問。またしてもLilyさんがいたので、ハーイ!と挨拶すると、「今日もessieのボルドーカラーでいいの?」と!!色まで覚えてくれている!!しかも気づいたのですが、この人仕事も速い。私との会話を楽しむ気がゼロな分、作業に全神経を集中しているのか、今まで行ったどのサロンの人よりも、施術が速い。最後にチップを渡して、「また来ます」と行ったら、なんとニヤッと笑ってくれた!わーい!やっと笑った!

 

普段無表情で愛想がない人が笑ってくれると、こんなにも嬉しいものか。

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Lilyさん、あなたは私の綾波レイです

 

どうかこのサロンがしばらく値上げしませんように!