kafka on the shore

ずいぶん前ですが、リンカーンセンターにて、村上春樹の作品 海辺のカフカの舞台を見てきました。世界のニナガワが演出をしているとのこと。
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ロンドン→ニューヨーク→シンガポール→ソウル→東京 とまわっているようです(たしか)。
宮沢りえと藤木直人みたさに、海辺のカフカを読んだこともないのに行ってきました。

内容はたいして期待していなかったのですが、なかなか面白かったです。特に舞台装置がとても変わっていて、さすが世界のニナガワ!と思いました。←ニナガワさんのことよく知らない

セリフは全て日本語なので観客は日本人オンリーかと思いきや、意外と半分くらいはアメリカ人のお客さんでした。(オペラと同じように、舞台上に英語字幕が出ていました)
幕間の際、私の隣のアメリカ人は、自分の友達たちに「冒頭シーンの舞台演出は、まさにトーキョーだった。俺はトーキョー行ったことあるけど、蛍光灯の感じとか自動販売機とか看板とか、まさにトーキョーだぜ」的な感じで説明してました。私も同じ様に感じたので、ウンウンと横でこっそり頷いていました。
それにしてもどうやら、ニナガワさんは私が思っている以上に世界で有名なのでしょうか。ニナガワの単語がチラホラ周りの会話から聞こえました。

私はニナガワよりも、猫と話せる老人ナカタさんを、天皇の料理番に宮前主厨役で出演していた木場勝己さんが演じていたことが興奮でした。ちょうどハマって観ていたドラマだったので…
とても通る声で、さすが舞台畑の俳優さんだなあと感心しました。

主演の少年と藤木直人は、ちょっと声が小さくて聞き取りづらく、素人の私はイマイチだなぁ、と思ってしまいました。主演の少年に関しては滑舌があまりよろしくなく、耳が悪い私は聞き取れず、上の英語字幕を見てセリフを理解するというトンチンカンなことに。笑

それにしてもこのお話 最終的によくわからなかったのですが こういうものなのでしょうか。
なかなか難解でした笑
(実は村上春樹の作品ほとんど読んだことがない私)