Tortuguero, Land of Sea Turtles

2日目。

 

この日は朝6時45分くらいにトルトゲーロ行きのツアーバスがホテルまで迎えに来てくれるとのこと。ホテルの朝食は7時から。がーん…遅いよ…6時半くらいに食べさせて?と頼むも、もちろん却下されました。笑

 

トルトゲーロとは、名前のとおり「ウミガメがいるところ」。アオウミガメなどのウミガメの産卵を見る事ができるのです。6月中旬から10月くらいまでが産卵のピークだそうで、子ガメちゃんの孵化が見たい人は9月頃に行くと産卵も孵化も両方見れたりするらしい。コスタリカの北東部にある、カリブ海側に位置しています。(下記地図の青ポチ部分)

Tortuguero National Park - Wikipedia, the free encyclopedia

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すっかり見落としていたのですが、途中トイレ休憩もかねてレストランに朝食を食べるため止まるとの事、ツアーに含まれていたようです。よかった。

 

そういえばコスタリカ旅行全体を通して、アジア人観光客にほぼ会いませんでした。トルトゲーロでは埼玉県からいらしたという日本人親子のかたがいましたが、それ以外でアジア人観光客を見なかったです。日本人ガイドも非常に少ないので、基本ツアーは英語で催行されています。その親子の方は日本人通訳同行でいらしていました。すごい…!

ちなみにその日本人ガイドの方いわく、最近世界のどこに行っても見かけるイメージの中国人観光客ですが コスタリカにはほぼいないとこと、理由は「中国人は自然に興味がないから」だそうです。たしかにニューヨークとかパリとかにはたくさんいるイメージ。彼らはお買い物とかのほうが好きみたいです。もちろん例外はいると思いますが、そもそも雄大な自然なんて中国国内に死ぬほどありますから、わざわざ遠い中米にまで来なくてもいいのかも?

 

途中、バスが緊急停車。何事かと思ったら、ガイドの人が「Sloth(ナマケモノ)がいる!」と。なんと、ただの道路の、ただの電線に、ナマケモノがのっそりのっそりぶら下がっていました。かわいい〜〜本当に動きが遅い笑

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逆光でうまく撮れず

 

ナマケモノには2本指のものと3本指のものと、2種類あるそうで、今回みたのは2本指の方でした。

ちなみに彼らは怠けている訳ではなく、動きが遅いのは代謝を抑えているからだそうで、1日に8gの葉っぱや木の実しか食べなくても生きて行けるそうです。大体常に木の上にいますが、実は泳げるらしいです。うんちをするときは30分かけて木から降りて地面に穴を掘ってうんちをし、木に戻るとのこと。理由はうんちの臭いで敵に見つからないように。トロいから敵に見つかったら逃げられない。

 

ナマケモノは見たかった動物トップ5に入っていたので、興奮しました。コスタリカでは、こうしたナマケモノやサルなどが電線をつたって移動しているのはよくあるようで、案の定感電死してしまう子たちもいるそう。かわいそうに。感電しないような電線を整備してほしいです;;

 

トルトゲーロ到着時間は大体お昼の12時半前。けっこう長い道のりですが、途中La Pavonaというトルトゲーロへの玄関口である船着き場のようなところから1時間少々ボートに乗ってトルトゲーロまで行きます。どうやらここから先トルトゲーロまで道路がないみたいです。

 

船着き場からすぐ近くにひっそりと立っている祠が、ウミガメになっていて可愛かった。中にはちょこんとマリア像が。さすがカトリックが大多数の国です。きちんと新鮮なお花も供えてあって大切にされている感じが良かったです。

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トルトゲーロに向かう途中の景色。ここで川が2本に分かれていました。↓の側の川を1時間だか2時間まっすぐ進むとニカラグアとの国境へたどり着くそうです。

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ちなみに隣国ニカラグアは、特別お金持ちとは言えない国のコスタリカと比べても相当貧しい国のようで(長い間内戦があったので)、コスタリカへ出稼ぎに来ている季節労働者も多いようです。またコスタリカでは最近サービス業などの第3次産業が若者に人気で、農業などの第1次産業を担う人が減ってしまっているそうで、ニカラグアの季節労働者に頼っている部分がかなりあるとか。中でもパーム油がとれる木にのぼって油を取る作業は、パームツリーが大好きな毒蛇がたくさんいて危険なので、ニカラグア労働者に押し付けられているとかいないとか。。←あとから別の人に聞いたら、全部ニカラグア人に押し付けている訳ではないよ、とのこと

 

そうこうしているあいだに、トルトゲーロへ到着。ウエルカムドリンクが可愛いです。

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私たちが今回宿泊したのは、マワンバロッジというところです。こちらのホテルにした理由は

・海岸がホテルのすぐ裏にある→好きなときに海岸に行ける、つまりもしかしたらもしかすると子ガメの孵化が見れるかもしれない

・完全なエコロッジである→宿泊客の糞尿、ゴハンの食べ残しなど全てを有機処理して、お湯をわかすエネルギーにかえている

などです。近隣にゴハンを食べるところはほぼないので、3度のメシつき。

 

チェックインしてお部屋に向かったら、部屋の目の前に巨大なイグアナがおでむかえしてくれました。興奮して写真を撮りまくっっていたら、このイグアナ、ホテルのいたるところにいて、ここでこんなに写真撮る必要ありませんでした。

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先ほどホテルのすぐ裏が海岸と言いましたが、こちらの海岸は遊泳できません。

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なぜかというとサメがいるから。ちなみに川も遊泳できません。なぜかというとワニがいるから。泳ぎたい人はこちらのプールで泳いでね、とホテルの人。

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近隣でゴハンを食べるところはないと言いましたが、トルトゲーロで唯一、小さな町があります。それがトルトゲーロビレッジ。私たちのホテルから徒歩20分くらいです。低予算のバックパッカーなどはこちらの安宿に泊まるとか。夕方ちょっとトルトゲーロビレッジを歩いてみました。


お茶をしに立ち寄ったカフェで飲んだパイナップルジュース、おいしかった。

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川に突き出ているテラス席に座っていたのですが、水面に泡がぶくぶく…

ん?と思いジーッと見ていると、カワウソがぴょこっと顔を出しました!わー!!日本ではカワウソの握手会にまで行ったカワウソ好きの私なので、野生のカワウソが見れて嬉しかった。

 

夜のおやつ用にマンガを地元の市場で購入。ああ、もっとスペイン語がはなせればなあ。ちなみにマンゴーとマンガはちょっと違います。何が違うのかと言うとよくわからないのですが、とにかくめちゃくちゃ甘くて美味しかった。

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お土産屋さんにあった、季節はずれのクリスマスツリーがシュールでひた。

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不気味な色の巨大なバッタ 10センチ以上ありました

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今夜はウミガメの産卵ツアーに10pmから参加です。つづく