cholestasis of pregnancy

遂に、先日出産しました。結果的に予定日より5日早い、39w2dでの出産となりました。

自分の記録もかねて 当日の流れをここに記したいと思います。

 

予定日の6日前のあの日、前の週の検診でも子宮口の開きゼロ!と告げられ

こりゃあ予定日過ぎるかな〜とのんきに構えていました。

この日は朝からお昼にかけてものすごくお天気が悪くて、特にお昼は土砂降りでした。

 

お気に入りのバブルティー屋でバブルティーを買って飲んでいたら雨が激しくなってきて、しばらくガラガラのお店の中であまやどりさせてもらいました。お店のお姐さんたちも、私のおおきなお腹をみて、「好きなだけゆっくりしていってね!」と優しかったです。

2:45からチェルシー近辺で用事があったので ユニオンスクエアのアメリカンイーグルをのぞいたりしながら歩いてチェルシーに到着、帰り際にDoughでこれまたお気に入りのドーナツ二種類を買って、ちょっと疲れたので電車は止めて、Uber pool(タクシーの相乗りみたいなシステムで、安いのです)で帰る事に。

 

午後4時過ぎ

車内でこっそりドーナツをかじろうとした瞬間、ケータイに電話が。通っている産婦人科クリニックからの電話でした。次の日検診だし、予約確認の電話かな〜なんて軽い気持ちで取ったら、受付嬢ではなく主治医のメリッサでした。

「先日採血した血液検査の結果が、まさかのcholestasis of pregnancyだったのよ。Bile acids(胆汁酸)の数値が100をこえてる。私もちょっとビックリ。でも念の為にあの時に血液検査しておいて良かった!赤ちゃんを早く出すのが一番だから、induceしましょう。」

と言われ、まず私にはcholestasis of pregnancyがまったくわからない。でも最後の一言「induce(促進)しましょう」という言葉に動揺。これは電話で色々言われてもパニックになるので、今から直接すぐにクリニックに向かいます!と言って電話を切り、運転手さんにクリニックに向かってもらいました。

 

クリニックに到着し、直接詳しい話を聞いてみると

前回の検診の際、「なにか変わった事はある?」と聞かれたときに「お腹や胸回りがすごくかゆいです、夜中にかきむしってしまうくらい」と何気なく言ったら、「じゃあ念の為血液検査しましょう。多分無いとは思うけど、肝臓に異常がある可能性がゼロではないから。」と言われ一応血液検査をしたのです。とは言っても妊娠後期にお腹のかゆみが出る事は極めて一般的な症状なので私はあまり気にしておらず、血液検査したこともすっかり忘れていたのでした。

が、結果はまさに先生が念の為、、、と気にしていたcholestasis of pregnancy(妊娠性肝内うっ滞症)でした。

http://www.internethospital.net/ICP.html

こちらの症状の詳しい説明は割愛しますが(というか日本語のサイトであまりヒットしない。。)、この症状は妊娠が終了しないと治らないこと、またこの症状の最悪ケースは死産になる可能性があること の2点の理由により、もうすでに妊娠39週に入っていて赤ちゃんはいつでてきても問題ない状態に育っているので、自然に出てくるのを待つ理由はどこにもない、万が一のリスクを考えて、今すぐ赤ちゃんを出しましょう、という結論でした。

 

ちょっといきなりの展開に頭が真っ白になり、ぽかーんとしていましたが、先生に「入院の準備は出来てる?今からレノックスヒル行ける?病院には私から連絡しておきます」と言われ 出産時にはおにぎり作って行こうとか 陣痛が軽いうちにシャワー浴びようとか色々考えていたのに、それどころではなくなってしまいました。。

帰り道、夫に電話をし状況を説明 1分1秒を争う事態ではないので 仕事が終わり次第病院に駆けつけて来てくれることになりました。

また、出産時のサポートをしてくれるDoulaの人にも連絡。彼女もすぐに病院へ駆けつけてくれる事に。(doulaとは、ニューヨーク?アメリカ?独特の文化で、自分で助産師さんの様な人を雇うのです。出産時に色々なサポートをしてくれます)

 

家に着いて、あらかじめほぼ準備完了していた入院バッグの最終チェックをし、すぐに出発、Uberを呼んで病院へ向かいました。この時午後6時くらい。

我が家からレノックスヒルまでは大体25分くらいで着くのですが この日は平日のラッシュ時間だったことに加えて、タイミング悪くオバマ大統領がニューヨークへ来ていたため交通規制もあったらしく、すごく道が混んでいました。

でも、Doulaにも言われた通り、本当に緊急を要する状態なら1人で家に帰って自分で病院へ向かえとは絶対に言われないし、1分1秒を争う状態ならすぐに帝王切開になるはずだから、促進しましょうと言われたのなら、落ち着いて大丈夫!と励まされ、この言葉がすごく助けになりました。

 

途中で、日本の母に電話。状況を説明しながら、なんだか不安とか色々な気持ちで泣いてしまいました。母も、遠い日本ではげます以外なにもできないもどかしさで、ちょっとウルウル泣いていました。。

そしたら、大きなお腹・レノックスヒル病院という行き先・なんか電話で泣いている という状況から空気を読んでくれた運転手さん、車内のラジオをいきなりクラシックチャンネルに変更してくれました。「これで少しリラックスして!」と。なんて粋な!

 

午後7時

50分くらいかけて、レノックスヒルに到着。色々な入院手続きをし、すぐに個室のLDR(分娩室)へ通される。こちらは病院に到着=LDRへ通される模様。日本だとまた少し事情は違うようです。

 

つづく