Nakba

昨日はアラビア語の授業でした。
いつも通り授業がおわると、先生が、明日は忘れられないナクバの日だ。と言いました。

ナクバ(النكبة)とはアラビア語で大悲劇とかそういった意味の言葉だそうです。

先生はパレスチナ出身、その後ブラジルに移住(本人曰く おりゃーアラビア語よりポルトガル語の方がうまいぞ、と豪語している、笑)、その後ニューヨークへやってきたそう。

1948年4月9日、ある日突然悲劇が起きた、と。ユダヤ人武装組織がパレスチナのとある村のアラブ系住民を虐殺した事件です。
おそらく↓の事件のことと思われます

いつも穏やかで優しい先生が、この時ばかりは目に涙を浮かべて激しい口調でこの時のことを説明してくれました。
彼自身や家族は虐殺された村の住民ではなかったそうですが、目と鼻の先での出来事だったとのこと。

彼が強調していたのは、

私たちはこの日までは それまでとても仲良くやってきた。私はムスリムだがモーゼもイエスもムハンマドも同じ預言者だ。私たちは同じ神を信じている。家に近所のユダヤ人の友人が遊びに来ていたこともあったし、うちの畑で育てていたグレープやオレンジは今のイスラエル首都テルアビブのあたりまで売りにいっていた。私たちは共に生きていた。

ということ。

今なお続くこの地の紛争、悲劇がいつか終わり かつてのように共存することはできないのでしょうか、、

森とタタラ場 双方生きる道はないのか!