Corcovadoへ!

さて、今日はシエルペ(黄色)からコルコバード国立公園内の、シレナへ向かいます

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ボートは貸し切り。わーい!

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Yo ♥︎ Sierpeってなに?ヨー!?とガイドさんに聞いたら、Yoはスペイン語でI、つまりI love Sierpeということらしい。Yo man!みたいなかけ声かと思った。。

 

途中、カニョ島近辺に立ち寄り、グンカンドリの群れを見たり、クジラやイルカを見に行くというプラン。

グンカンドリというのは、↓のような鳥です。発情期、求愛行動を取るときにこうして喉の下を真っ赤に膨らますのです。がしかし、8月は彼らの発情期の季節ではなかったので喉の下が赤く膨らむグンカンドリは見る事ができませんでした。

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残念

 

つづいて、クジラをさがします。

いた!!!!!!!ザトウクジラの親子です。がしかし…船がかなり揺れていること、そしてiPhoneのカメラ能力の限界で、こんな写真しか撮れませんでした。

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シッポがちらっと。。

 

嘘か本当かしりませんが、クジラやイルカは耳がよいので、人間の声はおそらく聞こえていて、特に女子の金切り声?いわゆるキャーキャー騒ぐ黄色い声というのが、彼らはとても好きみたいです。たしかにキャーキャー騒いだら、「もうしょーがねーなぁ。ちょっとだけだぜ?」みたいな感じで、何度もジャンプしてくれたりしました。

肉眼に焼き付けたいので、もう写真を撮る事はあきらめました。

 

その後、遠くにイルカの群れを発見。はねてる!急いで船で追いかけると、ん?なんかあそこにプカプカ浮いてない?とガイドさん

船を減速させ、近づいてみると

なんとウミガメが交尾していました!!!!!!!!!トルトゲーロで産卵していたアオウミガメよりは一回り小さいヒメウミガメというウミガメです。

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これを見れるのは、かなりレアとのこと。

カメさんたち、お邪魔してごめんなさい。それにしても私たちが近づいても逃げもしないし微動だにしないおふたりさん。どうやら一度始めたら、止められないみたいです。産卵と一緒ですね。このタイミングで天敵のサメが来たら、大変です。

 

なおこの日はかなり波が荒く、友人は完全に船酔いしてしまったのですが 私は乗り物酔いというものを産まれてこのかたほぼした事がないので、まったく大丈夫でした。(アイスランドの北極海にクジラウォッチングに行った時も、乗客ほぼ全員全滅の中、1人元気で、船長に驚かれました)

 

カメを夢中で観察していたら、いつのまにかイルカの群れはいなくなっていました。。ガーン。けどカメのレアな交尾が見れたので良しとします。イルカはハワイでも見たしね!

 

その後船に揺られる事一時間少々…やっとコルコバードに着きました。

その間友人は船酔いで死んでおり、ガイドの人が私に説明することもこれといって無いただの海原だったので、私は一人ずっと海を見つめてぼーっとしていました。

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写り込んでいる足は、船酔いで横になっている友人の足。笑 かわいそうに。。

 

その間一匹だけまたウミガメを見つけました。海面からピョコッと顔を出していて可愛かった!

 

海岸に船をつけて、そこから上陸。波止場なんてありません。本当にただの海岸です。なので、もちろん濡れます。

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海岸から宿泊予定のレンジャーステーションまで徒歩で向かいます。暑い…荷物が重い…がしかしそんな弱音は吐けないので無言で歩く…

そんなとき、可愛いリスザルの群れが!!動物園では何度も見た事があるけど、野生のものを見るのは初めて。可愛い。

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レンジャーステーションへ到着。想像していた通り、ボロくて汚い。

がしかし、ジャングルなので当たり前。これも良い経験と思うことにする。

※写真を取り忘れたので、以下はすべてネットで拾って来た画像ですが、ステーションはこんな感じです。

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寝るところは、↓このように中に自分でテントを立てて寝ます。これがないとプライバシーを全く守れないのと、テントや蚊帳がないと虫刺されで死ぬ思いをすることになるからです。

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ご想像の通り、なんか臭うし、とにかくムサい。あとガイドの方曰く、いびきする人がいたりすると、眠れないらしいです。

 

なので私たちは、こんな感じで建物の外にテントを立て、そこで寝泊まりする事にしました。

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ちなみに、ちょっと危険じゃない?と思わないでもないですが、過去に盗難や性犯罪が起きた事はないとのこと。

ちなみに一応シャワーとトイレはありますが、シャワーはお湯が出ません。水のみ。これは寒がりの私はつらかった。暑いから平気なんですけどね。

 

テントをたてている最中、家族でキャンプに行った事を思い出しました。あの頃はあまりありがたみとか感じなかったけれど、テント建てるのってめんどくさいし、暑いから目眩がしてくるし、ああもっと感謝すべきだった、と思いました。笑

 

テントの準備を終え、さっそく動物散策へ。

ステーションの近くの木にトゥーカン発見!日本語だと、オオハシです。いかにも南国の鳥!という感じ。とても綺麗です。見えますかね?

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コルコバードのメイン、それはバク。絶滅危惧種でありながら、ここコルコバードではかなりの確立で見る事ができるのです。なんと初日にして、さっそく見れました。

(こういう風に書くと、そんな簡単に見れるのかと思われるかもしれませんが、私たちのガイドの方がとにかく凄腕の方なのです)

ガイドの方から、「3地点で手分けして見張りをしましょう。見つけた人は大きな声で呼んでくださいね」なんて話をしていたら、ガイドの人の頭越しに、薮から動物が出て来ました。私「あの〜、なんか動物がそこに出て来たんですけど あれバクですか?」と聞いたら 彼は振り返って、

「うわあああああ バクだ!出ましたね!僕の仕事もう今日なくなっちゃいましたよ!」と笑  もちろん、彼が時間帯的にバクが一番出没しやすい場所をきちんと特定していたから、出て来たのですが。すごい。本当に出て来た!!

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しかもそのバク 突然キュインキュインと鳴き出しました。バクが鳴く事はとてもレアだそうで、これは求愛行動を意味するそうです。また!?さっきもウミガメの交尾を見たのに今度はバク?!近くにメスがいるようで、そのバクはまた藪の中に帰って行ってしまいました。

 

ちなみに写真だと伝わりにくいかもですが、バク、かなり大きいです。牛くらいのサイズあります。科目的には、馬の仲間らしいです。ウマ目というやつです。実はサイもウマ目らしい。

 

本当は薮の中に入って追いかけたいところなのですが

昨今、コルコバードではどんどん規制が厳しくなっており、立ち入りできないエリアが急激に増えています。昔はもちろん動物たちの生活を絶対に荒らさない程度に、バクの寝床にそーっと近づいて寝ているバクを遠目からこっそり観察できたりしたらしいのですが

最近はお馬鹿な観光客がFacebookやインスタグラムにその写真をアップしてしまうので、当局や動物愛護団体などにばれてしまい どんどん規制が激しくなってしまったのだそうです。時々ジャングルの中に監視カメラのみならず、役人が潜んでみはっているらしく、立ち入り禁止エリアに入ったガイドを捕まえているらしいです。ガイド捕まるとしばらく公園に立ち入る事ができなくなり、3回捕まると免許剥奪だそうです(ちょっと記憶怪しいですがつまり結構罰則が厳しい)。

また、コスタリカに来る観光客のうちかなりの数を占める、アメリカ人のチップ文化も問題の一つだそうで。動物を見せるとアメリカ人はチップを弾むので、ガイドの人はちょっと危険を侵してでも、彼らに動物を見せようとしてしまうんだとか。うーん。ここでもアメリカの弊害。笑  イタリアでも、本来はチップ文化が無い国のはずなのに、観光地などではチップを要求するガイド等も増えていると聞きました。

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 コルコバードの夕焼けと虹。この直後、大雨に。

 

6時にステーションへ戻ったのですが大雨というかスコール?が降って来たので

テントを建物内に移動することに。雨が降ってもてんとは平気なのですが ゴハンを食べた後など、建物からテントに行くまでにずぶ濡れになってしまうので。

 

夕食は、基本すべてフリーズドライフードを持って行きました。マンハッタンのアウトドアショップで買って行ったのですが、まあ想像通りマズい。笑

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一方、AMANOフーズのすばらしい事!!!!!!!美味しすぎる。これだけで一週間は生きて行けると思いました。

 

この日は9時半に就寝しました。翌朝4時起きなので。笑

 

つづく